否定文における不定・部分冠詞が de にならない場合

(1) 部分的否定
  (否定が絶対的ではなく肯定の意が含まれる場合)

    Il n'y a jamais un fauteuil libre ici.
    ここには空いている安楽椅子ひとつあった試しはない。

    Je n'ai pas de l'argent pour le gaspiller.
    無駄に使う金はない。

    Je n'aurai pas du courage éternellement.
    永久に勇気を持ち続けるわけにはいかない。

    N'as-tu pas une amie qui puisse t'accompagner ?
    一緒に行ってくれるような友達はいないのか?

「安楽椅子がある」「金がある」「勇気を持つ」「友達がいる」ことの否定ではない。

(2) 対立

    Je ne demande pas du pain, mais du gâteau.
    パンをくれというのではなく、お菓子をくれと言っているのです。

(3) 否定の修辞疑問文
  (実質的には肯定文)


    N'avez-vous pas des amis ?
    あなたには友達がいないんですか?(友達がいるじゃありませんか)


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