La philosophie est comme la Russie : pleine de marécages, et souvent envahie par les Allemands.
( Roger Nimier )
哲学はさながらロシアのようである。沼地ばかりで、おまけにドイツによく侵入される。

 ロジェ・ニミエ( Roger Nimier、1925年~1962年 )はパリに生まれる。バカレロア取得後はソルボンヌで学んでいる。1948年、23歳の時に最初の小説『僕の剣(Les Épées)』を発表する。2年後の1950年には代表作の『青い軽騎兵(Le Hussard bleu)』を発表、戦後、サルトルの実存主義に反対し右翼的な反ドゴール主義の若手文学者が「軽騎兵の世代」と呼ばれたが、ニミエのこの作品名が由来している。
 1953年以降は作家活動を停止して、ガリマール書店の出版顧問を務めたり、映画の脚本を書いたりしている。ルイ・デリュック賞を受賞した監督ルイ・マルのデビュー作『死刑台のエレベーター』でもマルと共同で脚本を執筆した。

ロジェ・ニミエについてもっと知りたいなら、
→ フランス語版 Wikipédia


ancien numéro( back number )2023年