2-10 (9月24日) |
静寂を守らなければならない。なぜなら静寂は危機に瀕しているからである。現代文明、すなわち現代の科学技術文明は、気づきもせずに静寂を滅ぼしつつあるのかもしれない。我々は大都市の絶え間ない音の中で生活しているのだ。そうした音は、我々にとって必要なものであると同時に苦痛をもたらすものでもある。静寂は自らの中に豊かさがある人々にとってだけ豊かなものとなる。静寂を愛すること、それは一人でいることを愛することであり、自分自身と向き合うことを愛することである。 |
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