2-19 (12月24日) |
中世の時代、非常にたくさんの芸術家や作家、詩人、さらには知識人や学者が輩出している。しかし、おおむねそれらの人々は、特に宗教と結びついた問題と関わっている。 イタリアでは、古代ローマの文明が至る所にその名残をとどめており、ローマの伝統の想い出が今なお息づいているのである。また特に近しい関係にある古代ギリシアの名残にも、同じように至る所で触れることができる。 14世紀以降、衰退しつつあったビザンティン帝国が様々な困難に直面し、そのため幾分かの平静を求めた多くの学者や芸術家がイタリアへと亡命した。彼らは亡命に際していくつもの写本や芸術作品を持って来た。それらの一つ一つは古代への強烈な関心を甦らせ、そこからルネサンスという名が誕生したのである。 |
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