人称代名詞 II Les pronoms personnels

Amour, amour, quand tu nous tiens,
 On peut bien dire:« Adieu, Prudence! »

<訳>恋よ、恋、汝が我らをつかまえたとき、我らはまさにこう言ってよい「用心深さよ、さようなら」(市原豊太 訳)
17世紀フランスの詩人、ラ・フォンテーヌ(Jean de la Fontaine)の『寓話』の「恋するライオン」という話から。これはイソップ童話などにもある話で、人間の娘に恋をしたライオンが、娘の父親の言うままに牙と爪を切ってきてしまう、という話である。人の言うことを軽々しく信用してはいけないという教訓とも取れるが、一方、百獣の王でさえも盲目にして用心深さをなくさせてしまう恋の魔力をも物語っている。

ラ・フォンテーヌについてもっと知りたいなら、
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