おそらくパリで最も有名なカフェのひとつである「レ・ドゥ・マゴ(Les Deux Magots)」。 サンジェルマン・デ・プレ広場に面した「レ・ドゥ・マゴ」の歴史は古い。1812年に絹織物などを扱う商店として誕生した。その頃、店内に陶器でできた中国の人形(magot)が2体飾られ、それが1885年にカフェとなったあと店の名前となったのである。(その人形は今も店内にある) 「レ・ドゥ・マゴ」と言えば多くの芸術家や文化人を常連としていたことで有名である。古くはヴェルレーヌやランボオ、マラヌメといった詩人たち、20世紀になるとブルトンやアラゴンといったシュールレアリスト、そして戦後はサルトルやボーヴォワールら実存主義の文学者たち、さらにピカソやヘミングウェイらもこの店をよく訪れたという。1933年からは「レ・ドゥ・マゴ賞」という文学賞も創設している。 なお、渋谷Bunkamuraにあるレストラン「ドゥ・マゴ・パリ」は「レ・ドゥ・マゴ」の海外初業務提携店である。 |
◇「レ・ドゥ・マゴ」のサイト:www.lesdeuxmagots.fr
「レ・ドゥ・マゴ」についてもっと知りたいなら、 → フランス語版 Wikipédia |
1月18日 | La tour Eiffel (6) | ||
1月11日 | La tour Eiffel (5) | 1月4日 | Arc de triomphe (3) |
ancien numéro( back number )2006年~2009年 |