一昨年紹介した南仏の鷲の巣村、サン・ポール・ドゥ・ヴァンスにあるフォロンの彫刻作品。タイトルは「L'envol(飛翔)」、麓の村々がうっすらと朝焼けに染まる風景をバックに、上空を見つめる彫像は飛び立つ意志を具現していた。 フォロン(Jean-Michel Folon, 1934年~2005年 )はベルギーのブリュッセルに生まれ、最初建築を学んでいたが、のちに絵画に転じて、1965年に「第3回美術の中のユーモア・トリエンナーレ」で大賞を受賞する。1969年には最初の水彩画展をニューヨークで開催し、その後は、東京やミラノなど世界各地で作品展が開かれている。絵画のみならず、彫刻や文学作品の挿絵、さらにアニメーションや映画制作といった分野でも活躍した。 |
◇ フォロン財団公式サイト:www.fondationfolon.be フォロンについてもっと知りたいなら、 → フランス語版 Wikipedia |
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