サントノレ通り404番地にあるロンシャン（Longchamp）のパリ本店（メゾン・サントノレ）。先週の一枚を撮ったのは、この店舗の2階である。2016年10月にリニューアル・オープンしたフラッグシップストアである。（2016年3月に訪れた際は工事中だった）
  創業者のジャン・キャスグラン（Jean Cassegrain）は1926年に父親の高級たばこ店を引き継ぎ、戦後の1948年にはレザー張りのパイプなどを手がける会社を立ち上げる。これがロンシャンである。「ロンシャン」というブランド名は、自身の名がすでに親戚の商店によって使われていたため、パリ郊外のロンシャン競馬場に因んで付けられた。「cassegrain」は「粉挽き」を意味するが、創業の頃ロンシャン競馬場の奥に粉を挽く風車小屋があり、それを見たキャスグランが事業のブランド名とし、馬と騎手をロゴとしたのである。

◇ Longchampのサイト：www.longchamp.com
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