14  (8月10日)
   自らが生存している状況を改善するために、人間は自然から様々なものを取り出し、それを適応させ、変化させなければならなかった。
   人間はこうした激しく絶え間ない探求を行うという点で、とくに他の動物と異なっている。その探求とは、人間に自身がより良く生きられるようにするあらゆるものを、創造し工夫させるのである。最初の決定的な一歩は、狩りでも採集でもないし、安全な場所を探すことでさえない。そうしたことは動物でもするのである。そうではなく、人間を他の動物と区別するもの、それは自らの手で道具を作るということなのだ。道具のおかげで、人間の手は、物に影響を及ぼす仲介者として思うがままに動けるのである。
  1. puiser (目) dans ~:~から(目)を取る、取り出す
  2. pousser (人) à+名詞[+不定詞]:(人)をそそのかして~させる、~するよう仕向ける、駆り立てる
  3. permettre ~ à (人) [à (人) de+不定詞]:(人)に~〔~する事〕を可能ならしめる
  4. agir sur:〔物が〕作用する、影響を及ぼす、〔薬などが〕効く

→ 問題文に戻る

→ 読解練習帖 index


→ accueil( Home )