14 (8月10日) |
自らが生存している状況を改善するために、人間は自然から様々なものを取り出し、それを適応させ、変化させなければならなかった。 人間はこうした激しく絶え間ない探求を行うという点で、とくに他の動物と異なっている。その探求とは、人間に自身がより良く生きられるようにするあらゆるものを、創造し工夫させるのである。最初の決定的な一歩は、狩りでも採集でもないし、安全な場所を探すことでさえない。そうしたことは動物でもするのである。そうではなく、人間を他の動物と区別するもの、それは自らの手で道具を作るということなのだ。道具のおかげで、人間の手は、物に影響を及ぼす仲介者として思うがままに動けるのである。 |
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