47  (10月14日)
   ジャン-ジャック・ルソーは子供の自発性を守ろうとする。自分にとって貴重な考えに従って、ルソーは堕落は社会によって人間が歪められることにその源があると考えている。人間を善きものとするには、子供のときから自然な正しさと良識とをその人間の中で保護しなければならないのだ。彼の作品はこのような言葉で始まる。「すべては万物の創り手から出てくるときは良いものであり、すべては人間の手の中で退廃するのである。」子供にできあいの教育を課して、生まれたときから社会の鋳型に一致させるのではなく、子供の自由な判断力を養成しなければならないのである。
  1. rendre l'homme bon:rendre+直接目的+属詞(形容詞・形容詞的語句)「(直目)を(属詞)にする」
  2. naturels:男性複数形なので、la droitureと le bon sensの両方にかかっている。
  3. Tout est bien~:1762年に刊行された『エミール、あるいは教育について』(Émile ou l'éducation)の冒頭の一句。
  4. Au lieu d':au lieu de+名詞[+不定詞]「~の代わりに、~せずに」
  5. toute faite:tout(e) fait(e)「既成の、できあいの」

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