セーヌ川左岸のフランス学士院と右岸のルーヴル宮殿を結ぶ橋、ポン・デ・ザール。ルーヴル宮殿がかつてPalais des Arts(芸術の宮殿)と呼ばれていたため「芸術橋(Pont des arts)」と名付けられた。
ポン・デ・ザールは歩行者専用の橋で、休日ともなると大道芸人も登場し、映画のロケなどでもよく使われるが、2008年頃からカップルが「永遠の愛」を願って南京錠を欄干の金網にかける「愛の南京錠(Les cadenas d'amour)」が流行した。欄干に付けられた錠前の重さは一時50トン近くにもなったと言われ、2014年6月には重みで欄干の一部が崩れて橋が一時閉鎖された。この写真はその直後の8月に撮ったものだが、相変わらずかなりの数の南京錠が付けられている。
その後2015年6月、パリ市は安全と景観上の理由で、南京錠の付いた金網を撤去し、現在では防風ガラスが欄干に取り付けられている。
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