Si l'on habite près d'une gare, cela change complètement la vie. On a l'impression d'être de passage. Rien n'est jamais définitif. Un jour ou l'autre, on monte dans un train.
( Patrick Modiano, La Petite Bijou )
駅の近くに住むと、人生はすっかり変わってしまう。自分はただの通りすがりのように思うのだ。決まっていることなど何もないのだから。いつか列車に乗ってしまうことになるのだ。 |
2014年のノーベル文学賞を受賞したパトリック・モディアノ( Patrick Modiano、1945年~ )が2001年に発表した小説「さびしい宝石(La Petite Bijou)」から。アイデンティティの不安定さが漂う一文である。
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ancien numéro( back number )2006年~2014年 |