Spectacle regardé et regardant, édifice inutile et irremplaçable, monde familier et symbole héroïque, témoin d’un siècle et monument toujours neuf, objet inimitable et sans cesse reproduit, elle [=La Tour Eiffel] est le signe pur, ouvert à tous les temps, à toutes les images et à tous les sens, la métaphore sans frein.
( Roland Barthes La Tour Eiffel )
見られる光景であると同時にそれ自体が見つめる光景、無益であると同時に掛け替えのない建築物、親しげな世界であると同時に英雄的な表象、一時代の証人であると同時に常に新たな記念碑、真似できないものであると同時に絶えず再生される事物、こうしたものとしてエッフェル塔はあらゆる時代、あらゆるイメージ、あらゆる意味に開かれた純粋な表徴であり、とどまるところを知らない隠喩である。
ロラン・バルト( Roland Barthes 1915年~1980年 )の『エッフェル塔(La Tour Eiffel)』から。エッフェル塔が見られる存在であると同時にパリを見つめる存在でもあると、エッフェル塔の両義性を語り、枠にはまったイメージから鉄の塔を解き放った。
ロラン・バルトについてもっと知りたいなら、
→ 日本語版 Wikipedia
→ フランス語版 Wikipédia
ロラン・バルトについてもっと知りたいなら、
→ 日本語版 Wikipedia
→ フランス語版 Wikipédia
→ancien numéro( back number )2018年