L'amour s'en va comme cette eau courante
(Guillaume Apollinaire, Le Pont Mirabeau)

恋はすぎる この流れる水のように

 ギヨーム・アポリネール(1880年~1918年)は、ポーランド人貴族の母親のもとローマで生まれ(父親については様々な憶測がある)、19歳の時に母親と共にパリにやって来る。いくつもの職を転々としたあと、1913年に句読点を排除した独特の文体で綴られた詩集『アルコール』(Alcools)を発表する。引用文はその中に収められた「ミラボー橋」からである。
 Sous le pont Mirabeau coule la Seine(ミラボー橋の下をセーヌが流れる)で始まるこの詩は、画家マリー・ローランサンとの恋の思い出がこめられている。アポリネールはローランサンに逢いに行くために毎日ミラボー橋を渡ったという。  

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