Tout art tire son origine d'un défaut exceptionnel.
( Maurice Blanchot, Le livre à venir )

あらゆる芸術の源は、並外れて類い希な欠陥である。

 モーリス・ブランショ( Maurice Blanchot, 1907年~2003年 )は、戦後最大のフランスの文芸批評家であると云われる。戦前は極右ともいえるジャーナリストとしてラディカルな論陣を張っていたが、独占領下で政治的姿勢は転向し、戦後は文学活動に専念して小説や批評を発表していく。メディアには顔写真一枚すら公開せず、「顔なき作家」と呼ばれていた。
 ブランショは1949年から57年までの9年間、南仏エズに住んでいた。引用した一文の出典『来るべき書物(Le livre à venir)』はその頃に書かれた著作である。

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5月23日Francis Blanche (2)
5月16日Francis Blanche 5月9日Camille Saint-Saëns
5月2日Gabriel Fauré 4月25日Honoré de Balzac (5)
4月18日Honoré de Balzac (4) 4月11日Hector Guimard
4月4日Robert Doisneau (2) 3月28日Robert Doisneau
3月21日Nicole Houde 3月14日André Breton (2)
3月7日Pierre-Jean Vaillard 2月28日Pierre Daninos
2月21日Jean Arp 2月14日Marcel Marceau
2月7日Charles Munch (2) 1月31日Charles Munch
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1月10日Auguste Rodin (2) 1月3日Auguste Rodin

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