Le romancier est, de tous les hommes, celui qui ressemble le plus à Dieu: il est le singe de Dieu.
( François Mauriac, Le Roman )
小説家はあらゆる人間の中でも最も神に似ている。小説家は神の猿なのである。 |
フランソワ・モーリヤック( François Mauriac, 1885年~1970年 )はボルドーの裕福な家庭に生まれ、幼くして父を失ったあとは、敬虔なカトリック信者の母親に育てられた。二十歳を過ぎてパリに出てグランゼコールの国立古文書学校に入るが、程なく退校して以後文学に専念する。第一次世界大戦に従軍したあと、1922年に『癩者への接吻(La baiser au lépreux)』を発表して小説家としての地位を確立する。以後、翌1923年には『火の河(La fleuve de feu)』『ジェニトリクス(Génitrix)』を発表、1925年の『愛の砂漠(Le désert de l'amour)』ではアカデミー小説大賞を獲得している。その後も、1927年に『テレーズ・デスケルウ(Thérèse Desqueyreux)』、1932年に『蝮のからみあい(Le nœud de vipères)』などを発表し、1952年にはノーベル文学賞を受賞している。
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