Qu'est-ce que le Tiers État? Tout. (Emmanuel Joseph Sieyès)
第三身分とは何か。すべてである。 |
フランス革命直前の全国三部会選挙の期間にエマニュエル=ジョゼフ・シエイエス(Emmanuel Joseph Sieyès、1748年~1843年)が刊行したパンフレットから、冒頭の有名な一文である。(フランス語の「pamphlet」は主に政治的な主張を盛り込んだ文書のことをいう) 第一身分とは聖職者、第二身分は貴族であり、共に年金支給や免税などの特権を有していた。それに対して第三身分である平民は人口の98%を占めながら、特権もなく、重税に苦しめられていた。 シエイエスは聖職者でありながら第三身分の権利を主張して、三部会では第三身分の代表として税の減額と平等負担の実現のために闘ったのである。 エマニュエル=ジョゼフ・シエイエスについてもっと知りたいなら、 → 日本語版 Wikipedia → フランス語版 Wikipédia ◇フランス語版 Wikipédia「Qu'est-ce que le tiers état ?」のページ (パンフレットの写真画像があります) ◇「フランス革命大解剖」人物スケッチ「シエイエス」のページ (個人のサイトだが大変に詳しい。トップは www5a.biglobe.ne.jp/~french/) |