La vertu, sans laquelle la terreur est funeste ; la terreur, sans laquelle la vertu est impuissante. (Maximilien de Robespierre)
徳なき恐怖は忌まわしく、恐怖なき徳は無力である。 |
マクシミリアン・ロベスピエール(Maximilien de Robespierre, 1758年~1794年)は、10歳の時に父親が家出して以後苦学するが、16歳の時にはルイ16世の戴冠式でラテン語最優秀学生としてお祝いの詩を朗読したほどの秀才であった。長じて弁護士になり、学会にも選出されている。 ロベスピエールが三部会の第三身分代表として政治の世界に身を投じるのは、革命勃発直前の1789年、彼はまだ30歳であった。その後、サン・キュロットの支持を得て1793年には権力を掌握し、反対派を次々と処刑する、いわゆる恐怖政治を断行した。 引用文は1794年2月5日の国民公会での演説から。平時と違って革命期の政治には徳と共に"恐怖"が必要であると説く一節である。 マクシミリアン・ロベスピエールについてもっと知りたいなら、 → 日本語版 Wikipedia → フランス語版 Wikipédia |