Nous attendons que Godot vienne. (Samuel Beckett, En attendant Godot)
俺たちはゴドーが来るのを待ってるんだ。 |
イヨネスコと共にフランスの反演劇を代表する作家であるサミュエル・ベケット(Samuel Beckett、1906年~1989年)も出身はフランスではない。 アイルランドで生まれたベケットは、ダブリンでフランス語やイタリア語を学び、20代ではフランスで教職に就いたりした後、30歳を越えてパリに定住する。初めは英語で詩や短編を発表していたが、1945年以降はフランス語で作品を執筆している。 1953年に初演された『ゴドーを待ちながら』は、二人の登場人物が「ゴドー」という人物を待ち続けるという状況を演劇の主題としたもので、20以上の言語に翻訳されている反演劇・不条理劇の代表作である。 サミュエル・ベケットについてもっと知りたいなら、 → 日本語版 Wikipedia → フランス語版 Wikipédia |