Être libre,c'est être condamné à être libre. (Jean-Paul Sartre, L'Être et le néant)
自由であるとは、自由であるべく呪われていることである。 |
サルトルの実存主義哲学の主著『存在と無』から。サルトルにおける「自由」の意味を端的に表し、そして人間にとっての自由を深く考えさせる一文である。
「今週の一文」も今回で100回目である。100回記念ということで、第1回と同じサルトルを取り上げた。(その後もう一度サルトルを取り上げている) サルトルが亡くなったのは1980年で自分が大学に入った年であった。今回の引用文は「人間は自由へと呪われている」とも訳されており、その頃も、そしてその後も、何度も反芻してきた一文である。 |