Une maison est une machine à habiter. (Le Corbusier, Vers une architecture)
住宅とは住むための機械である。 |
ル・コルビュジエ(Le Corbusier 本名シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリCharles-Edouard Jeanneret-Gris 1887年~1965年)は、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に近代建築の三大巨匠と呼ばれているが、時計職人の父親の跡を継ぐために地元の装飾美術学校で学んだだけで、大学教育を受けていない。(他の二人も似たようなもので、ミースは職業訓練学校卒、ライトも大学中退である) 20歳を過ぎてパリに出た彼は、短期間であるがオーギュスト・ペレの事務所で実地の建築を学んでいる。その後30歳を過ぎて詩人や画家と雑誌『エスプリ・ヌーヴォー』(L'esprit Nouveau)を創刊し、そこで用いたペンネームが「ル・コルビュジエ」であった。 石積みやレンガ積みの伝統があるヨーロッパにおいて、鉄筋コンクリートを利用して装飾のない合理的な建築を進めたル・コルビュジエはモダニズム建築の提唱者であり、近代建築に与えた影響は大きい。彼の作品はフランスや生まれ故郷のスイスだけでなく、世界中に残っており、ニューヨークの国連本部ビルや日本の国立西洋美術館も基本設計はル・コルビュジエである。 ▽ 大成建設株式会社が運営する「ギャルリー・タイセイ」のル・コルビュジエ アーカイブ:http://www.taisei.co.jp/galerie/archive.html ル・コルビュジエについてもっと知りたいなら、 → 日本語版 Wikipedia → フランス語版 Wikipédia |